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データ読み込み時に分析条件を自前のcsvファイルから読み込む

atusy edited this page Jan 8, 2019 · 10 revisions

点分析データを読み込む

多くの場合は以下のコマンドで済む.

# 分析点のコメントを鉱物名として利用する場合
qnt <- read_qnt(wd = "点分析データの保存されたディレクトリのパス")

# 外部の csv ファイルから分析点の鉱物名を指定する場合
qnt <- read_qnt(wd = "点分析データの保存されたディレクトリのパス", phase_list = "csv ファイルのパス")

しかし機種依存により .cnd/elemw.cnd が存在しない場合や書式が異なる場合がある (参考).

そのような場合,以下のように分析条件を表形式に纏めた csv ファイルを用意しておくとよい (ダウンロード). Oxide は上から順に 1ルーチン目の1ch, 2ch, 3ch, ...; 2ルーチン目の1ch, 2ch, 3ch, ...といった順にすること.

Oxide Element Bg+ [mm] Bg- [mm] Peak [sec] Bg [sec]
SiO2 Si 1 1 10 5
MgO Mg 1 1 10 5

csv ファイルを例えば "conditions_qnt.csv" として保存しておくと,以下のコマンドにより機種依存性を回避した上で,点分析データを読み込むことができる.

qnt <- read_qnt(wd = ".qnt", conditions = "conditions_qnt.csv")
# phase_list は適宜指定

面分析データを読み込む

多くの場合は以下のコマンドで済む.

# 分析点のコメントを鉱物名として利用する場合
xmap <- read_xmap(
  wd = "面分析データの保存されたディレクトリのパス", # 例えば ".map/1"
  DT = 0 # 不感時間 [ナノ秒]
)

しかし,機種依存により面分析データのファイル名や分析条件の書式が異なり,うまく読み込めない場合がある. そのような場合,以下のように分析条件を表形式に纏めた csv ファイルを用意しておくとよい (ダウンロード).

注: Instrument, Dwell [msec], Probe current [A], Start X [mm], Start Y [mm], Step size [um], Steps X, Steps Y, dead time [ns]については一行目の値のみが参照される.

Element File path Instrument Dwell [msec] Probe current [A] Start X [mm] Start Y [mm] Step size [um] Steps X Steps Y dead time [ns]
Si .map/1/1_map.txt JXA-DUMMY 100 1e-07 0 0 5 100 100 0
Mg .map/1/2_map.txt

csv ファイルを例えば "conditions_xmap.csv" として保存しておくと,以下のコマンドにより機種依存性を回避した上で,面分析データを読み込むことができる.

xmap <- read_xmap(conditions = "conditions_xmap.csv")
# DT (dead time) は "conditions_xmap.csv" 中で指定