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Gikou2_AperyEvalMix_20170516

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技巧2の評価関数バイナリに加えてApery形式の評価関数バイナリを読込み、両ソフトでの評価値を計算したうえで
任意の割合で混ぜ合わせて最終的な評価値を算出するようにした、実験的なプログラムです。

 ・技巧の評価関数バイナリ等に加えて、Apery形式の評価関数バイナリ(KK_synthesized.bin、KKP_synthesized.bin、KPP_synthesized.bin)が必要になります。
 ・npsが大きく低下するため、おそらく棋力はあまり高くないと思います。
 ・USI拡張コマンドとして、「evalコマンド」を実装しました。(詳細は「about_Gikou2_AperyEvalMix.txt」参照)

 ※Aperyの評価関数バイナリはWCSC27で形式が変更されましたが、当プログラムで使用できるのは第4回将棋電王トーナメント時のApery(浮かむ瀬)の評価関数バイナリの形式です。
  2017年5月時点ではelmo、やねうら王、読み太、蒼天幻想ナイツ・オブ・タヌキ、Qhapaq等の評価関数バイナリが使用できます。

■USI options
将棋所の「エンジン設定」画面などで設定する項目として
以下の4種類のオプションを追加しました。

 ・Z01_AperyEvalJoban Aperyの評価値の割合(序盤、%)  :0%~100%の範囲で設定します。(例)50
 ・Z02_AperyEvalChuban Aperyの評価値の割合(中盤、%)  :0%~100%の範囲で設定します。(例)50
 ・Z03_AperyEvalShuban Aperyの評価値の割合(終盤、%)  :0%~100%の範囲で設定します。(例)50
 ・Z04_AperyEvalFolder Apery評価関数バイナリのフォルダ:(例)./elmo_eval

 【Aperyの評価値の割合の設定例】
  (例1)序盤0%、中盤0%、終盤0%
    算出される評価値は、技巧の評価値と一致します。
  (例2)序盤100%、中盤100%、終盤100%
    算出される評価値は、Aperyの評価値と一致します。
  (例3)序盤50%、中盤50%、終盤50%
    算出される評価値は、技巧の評価値とAperyの評価値の平均値と一致します。
  (例4)序盤100%、中盤50%、終盤0%
    序盤の評価値はAperyに近く、徐々に技巧の割合が増えていき、終盤の評価値は技巧の評価値と近くなります。
  (例5)序盤30%、中盤50%、終盤20%
    序盤から中盤にかけてAperyの割合が30%から50%へと増えていき、
    中盤から終盤にかけてAperyの割合が50%から20%へと減っていきます。

  ※当プログラムでは、「進行度」に応じて評価値を混ぜる割合を内分しています。
   そもそもオリジナルの技巧で、序盤、中盤、終盤の評価値を持っており、進行度に応じて内分する仕組みが実装されています。
   当プログラムではその仕組みを流用させて頂いています。