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Mac の preview や acrobat で PDF ファイルを開くとエラーダイアログが出たり、クラッシュしたりすることがある #56
Comments
Windows での再現調査と修正方法案をお知らせいただき、ありがとうございます。 Mac OSX でも、Acrobat Reader DC で開いたときはお知らせいただいたものと同じエラーダイアログが表示されます。Preview で開くと、Texworks で開いた場合のように図中の日本語部分が空白になります。 埋め込みフォントが実際の原因かどうかまだ自分では判断はついていませんが、https://texwiki.texjp.org/?PDF%E3%81%AE%E4%BD%9C%E3%82%8A%E6%96%B9#v9136148 などを見ても、基本的にはフォントを埋め込んだ方が良さそうですね。特に、問題が発生しなくなるようでしたらぜひ採用したいです。 もし、フォントを埋め込むように修正したソースコードをお持ちでしたら、Pull Request を作成していただくことはできますでしょうか? |
@spinute さん、今回の再現調査ではフォント埋め込みのためのソースコードへの修正は行っておりません。フォントの埋め込みは TeX 環境側での指定となっています。 また、ソースコードに対して行った内容は、コンパイルをエラーを無くすための幾つかのファイルのコピーペーストに留まっています。 TeX 環境によっての違いもあるのかと思われますので、参考として再現調査に使用した環境の作成手順を以下に示します。少し長くなりますがご容赦ください。 Open Data Structures 日本語版pdfの作成手順作業環境
作業環境の準備VirtualBoxにUbuntu Desktop環境を作成Ubuntu 18.04 LTSのISOイメージを取得してインストール VirtualBox Guest Additionsをインストール依存パッケージをインストール
UbuntuにTeX Liveをインストール
今回は、Host側(Windows10)にダウンロードしておいたISOイメージを使用しました。 GUIメニューでISOファイルをマウント後 TeX Live2017をインストール
パスを通す
インストール完了確認
コンパイル環境の準備ここからが本題です。 Open Data Structures 日本語版のTeXソースからpdfを作成します。 依存パッケージをインストール
IPAフォントをインストール
pdftkはsnap版を入れます(Ubuntu 18.04のパッケージから削除されたそうです。*1)
Open Data Structuresのソースを取得
現在のブランチを確認(作業対象はjaブランチです)
コンパイルに欠如しているファイルの調整本文内の図のコンパイル時に
gnuplot と Tikz が連携するために必要なファイルのシンボリックリンクを
埋め込みフォントの指定埋め込みフォントの CURRENT が ipaex になっていることを確認します。
CURRENT が ipaex でない場合はIPAexに設定します。
コンパイル
コンパイルに成功すると、IPAex フォントが埋め込まれた日本語訳版のpdfが 参考 |
texlive 2019 (texlive 2018 以降は、default encode が utf8 になったバージョンなのです。) platex から、uplatex に LaTeX の Engine を変更して、IPAex font の組み込んだpdfの生成に成功しました。手元の android tablet の perfect viewer でちゃんと見えるのを確認しました。 変更理由uplatexに変更した理由は、「高」という字が、platex 2019では、エラーになったからです。 実施方法Debian GNU/Linux buster で、texlive を extra を含めて一式をインストールします。(私はいろいろ知らないので、ipetoipe や upbibtex 関係のマクロを後から追加導入しました。) kanji-config-updmap を指定します。 本スレッドのissueに書いてある情報を土台にして、engineだけ切り替えています。 https://github.com/yabuki/ods に差分を置いてあります。 環境Debian GNU/Linux buster --- texliveのパッケージは、extraも含めて必要でした。
pdftkの実体は、pdftk-javaに移行した。(なので、transitional packageになっている) 他にも本スレッドで言及されているパッケージはインストールしているが、上記は ubuntu と Debian buster では状況が違うので言及した。次にでる ubuntu であれば、Debian buster とも同じ時期のsidからのforkから開発されるので、似たような手順でいけると思う。 html生成Makefile に書いてあるhtml生成ですが、生成テストしたら、images.pdfがないといってIO Errorになってしまいます。imageディレクトリを含めて、Makefile を見ましたが良くわかりませんでした。pdf生成できたら、html生成は out of scope でいい感じでしょうか? 必要であれば、別issue建てます。 |
エラーの修正方法やコンパイル情報、texlive の更新情報など、色々教えていただきましてありがとうございます! 今やっている出版後に届いたフィードバックを原稿に反映する作業が終わり次第、最新のものをビルドしてウェブサイトに置き直すので、その際に参考にさせて頂く予定です。 HTML 生成は、本家(英語版)では動いていたようですが、日本語版ではまだ成功したことがないです...。もし HTML ファイルが上手く生成できるなら便利だとは思ったので、色々触ってみたり latex2html 以外のソフトも試してみたりしたのですが、簡単には HTML ファイルを作れませんでした。 |
@icm7216 さん #56 (comment) は、今ある中で一番丁寧に書かれているビルド手順だと思います。 |
@spinute さん、ありがとうございます。 役立つかわかりませんが、他のフォントの埋め込み手順などのメモもございます。 |
Java 版で報告を受けましたが、自分の環境で試してみたところ C++ 版にも同様の問題があるようです。
今のところ Ubuntu や Windows では、再現していないようです。
もし、同様の症状が出ている方や、直し方のわかる方がいれば教えてください。
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