コンパイラ警告の抑制を解除する

[berryzplus]

PR の目的

不要になった warning(disable) のpragma定義を除去します。

カテゴリ

• リファクタリング

PR の背景

VC++ では #pragma warning(disable: WARNING_NUMBER) と書くことによって、
特定のコンパイラ警告を無効にすることができます。

コンパイラ警告を無効にする動機としてよくあるのは、以下のケースです。

• 古いC/C++プログラムから移植を行った場合、現代のC++規格に準拠していない部分の警告を抑制しないとビルドが通らない場合があります。
• 古いWindows SDKを使っている場合、昔のWindows SDKのヘッダーファイルはC++規格に準拠していないので警告を抑制する必要がありました。

サクラエディタは、上記のどちらにも当てはまるプログラムです。
歴史的な理由で warning (disable) の記述がいくつか残っています。
しかし、これまでに行ってきた様々な対応により、これらの警告抑制は不要になっています。

このPRでは、不要となった warning (disable) を除去して警告の抑制を解除します。

PR のメリット

• pragma定義が消えることにより、「 /wd4996 ってなんだっけ？」と悩まなくてよくなります。

PR のデメリット (トレードオフとかあれば)

• とくにありません。

PR の影響範囲

• ソースコードのビルドに影響します。
• アプリ(=サクラエディタ)の機能に影響はありません。

関連チケット

#1044 プロジェクトのビルドにWindows10 SDKを使う

参考資料

[AppVeyorBot]

✅ Build sakura 1.0.2270 completed (commit 46b625527c by @berryzplus)

[beru]

ビルドが通ってるので問題無いと思います。

[berryzplus]

レビューありがとうございます。
何か問題が見つかったら別PRで対応します。

warning(disable) したらいかん、という意図ではないので、必要な場合は応相談のつもりです。