StoryboardHelperは、iOSアプリ開発初心者が各端末への画面サイズの対応を直感的に行い、なるべく簡単にアプリをリリースするためのヘルパーです。AutoLayout、SizeClassなどを一切使わずに各端末への画面サイズに対応できます。ViewControllerの数が少ないアプリでの使用を想定していますののでらあらかじめご理解下さい。
以下では、StoryboardHelperの使い方について説明しています。
- Xcodeを起動し、プロジェクトを作成します。すでにプロジェクトがある場合はそれを開きます。
Main.storyboard
を開き、中央下部のView as: iPhoneXX
をiPhone SEのサイズにします。LaunchScreen.xib
ファイルを右クリックし、Deleteを選択して削除します。- プロジェクトファイルの設定からLaunchScreenを削除します。
- StoryboardHelperをXcodeの左側のフォルダ部分にドラッグ&ドロップでコピーします。
- そのとき、Destinationにチェックが入っていること、Refereneの選択が上の方を選んでいること、Targetにチェックが入っていることに気をつけましょう。
- この時点でiPhone5/5S/6/6Plus/6s/6sPlus/7/7Plusへの対応は完了です。
AppDelegate.swift
を開きます。application(_ application: UIApplication, didFinishLaunchingWithOptions launchOptions: [UIApplicationLaunchOptionsKey: Any]?) -> Bool { ... }
メソッド内に以下のプログラムを書きます。
func application(_ application: UIApplication, didFinishLaunchingWithOptions launchOptions: [UIApplicationLaunchOptionsKey: Any]?) -> Bool {
// Override point for customization after application launch.
/* ここから */
StoryboardHelper.adjust(to: window)
/* ここまで */
return true
}
- NewFileから「
3.5inch.storyboard
」という名前で新しいStoryboardファイルを作成します。 Main.storyboard
からViewController群をコピーし、3.5inch.storyboard
に貼り付けます。- 3.5inchの方の
initialViewController
のチェックが外れているので、チェックを入れます。 - 3.5inchの方のデザインを整えます。
- Runしてうまくいけば完成です。