SkyWayのSFUにWHIPで映像を送るためのアプリケーション
これはSkyWayのSDKとは無関係の非公式の実装です。 動作は保証しておらず、SkyWayの仕様変更により動かなくなる可能性があります。 また、コードや動作についての質問などはSkyWayのサポートへの連絡は行わず、本リポジトリのissueに投稿してください。
- OBSからWHIPで受信した映像のSFU BotによるForwarding
- OBSからWHIPで受信した音声のSFU BotによるForwarding
- Simulcast
- STUN / TURNの利用
- 再接続処理
- エラーハンドリング
- SkyWay Auth Tokenの更新
- Metadataの取得・更新
$ git clone [email protected]:kadoshita/skyway-whip-gateway.git
$ cd skyway-whip-gateway
$ python -m venv .
$ source bin/activate
$ python -m pip install -r requirements.txt
$ patch -d ./lib/path/to/aiortc/ -p1 < ./patch/set_cipher_list.patch # 重要!! パスは環境に合わせて変更してください
$ cd src
$ python main.py
- Webアプリケーションの起動
$ cd skyway-whip-gateway/public
$ cp ../.env .
$ npm install
$ npm start
- Channelの作成
- http://localhost:1234/にアクセスする
- Startボタンをクリックする
- Create Channelボタンをクリックする
- Join Channelボタンをクリックする
- Channel IDをコピーする
- OBSで配信を開始
- SFU BotからのPublicationのSubscribe
- コンソールに出力されたSFU BotからのPublicationのIDをコピーする
- 「Publication ID:」のテキストボックスにPublicationのIDをペーストする
- Subscribe Mediaボタンをクリックする
- 設定→配信を開く
- サービスとして「WHIP」を選択する
- サーバーのアドレスとして「http://localhost:8080/whip」を設定する
- OKを押して閉じる
- 「配信開始」ボタンを押せば、WHIPでの配信が始まります。
- skyway-whip-gatewayを起動している端末でChannel IDの入力を求められるため、Subscriber側の手順の2.でコピーしたChannel IDを貼り付けてEnterを押す
patch/set_cipher_list.patch
で、aiortcが利用する暗号スイートを変更しています。これは、以下の理由によるものです。- OBSでは、WebRTCのライブラリとしてlibdatachannelを利用しており、OBSで利用されているlibdatachannelはMbed TLSを利用する設定でビルドされています。
- Mbed TLSは、v3.5.0の時点で、Client Helloのフラグメンテーションをサポートしていません。
- そのため、利用可能な暗号の数が多い場合にClient Helloのサイズが大きくなり、フラグメンテーションが発生し、接続時にエラーとなります。
- これを防ぐために、暗号スイートを明示的に設定し、フラグメンテーションが発生しないサイズに抑えています。
- なお、libdatachannelをOpenSSLを利用する設定でビルドした場合は、この問題が発生しないことを確認しています。
- macOS Ventura 13.6
- OBS Studio 30.0.0-rc1
- Python 3.10.8
- pip 22.2.2
- Node.js v18.4.0