EclipseのJavadocホバーをURL優先にする
このプログラムはEclipseのJavadocホバーに表示する内容をJavadocロケーションで指定したURLから優先的に取得する事を可能にします。
Eclipseの仕様では、jarファイル等のクラスライブラリにソースとJavadocロケーションいずれかを関連付けする事で、 そのクラスのJavadocをホバー表示する事が出来ますが、 ソースとロケーション両方を指定している場合は、ソースに書かれたJavadocを優先して表示します。 その順番を入れ替えます。
主に以下のケースで有用となります。
- ソースコードはオリジナルを参照したいが、Javadocは日本語で表示したい
仕組みはPleiadesと同様にJavadocホバー内容出力メソッドを書き換えて優先順を入れ替えています。
(厳密にはPleiadesはそのメソッドの呼び出し元を書き換えていますが、
このプログラムはそのメソッドの内容自体を書き換えています。
やっていることはほぼ等価のはずです・・・)
Eclipseのバージョンは3.4〜4.5が対象です。
確認環境は4.5にバンドルしているSTSで行っていますので、STSでも問題ありません。
○設定手順
- 必要なファイルの置き方 Windowsの場合は、eclipse.exeがあるフォルダ、 Macの場合は、pluginsフォルダと同階層に 「javadochoverchanger」という名前でフォルダを作成します。
- iniファイルの修正 「eclipse.ini」ファイルの修正を行います。
その中にこのリポジトリの「lib」フォルダと「javadochoverchanger.jar」を入れます。
Windowsの場合は、eclipse.exeが有るフォルダの「eclipse.ini」を開いて以下の文を追加します。
「-javaagent:javadochoverchanger/javadochoverchanger.jar」
Macの場合は、4.5とそれ以前でフォルダ構成が異なっています。
・4.4以前
Eclipse.appのパッケージの内容を開いてeclipse実行ファイルが有るフォルダの「eclipse.ini」を開いて以下の文を追加します。
「-javaagent:../../../javadochoverchanger/javadochoverchanger.jar」
・4.5以降
Eclipse.appのパッケージの内容を開いてpluginsフォルダが有るフォルダの「eclipse.ini」を開いて以下の文を追加します。
「-javaagent:../Eclipse/javadochoverchanger/javadochoverchanger.jar」
(STSの場合は、「eclipse.ini」を「STS.ini」に読み替えて下さい。)
※当方はこのプログラムによる一切の責任を負いません。全て自己責任でお願いします。