- 0. 事前準備
- 1. ソケットのハンダ付け
- 2. リセットスイッチのハンダ付け
- 3. ProMicroのハンダ付け
- 4. スイッチの取り付け
- 5. ネジ留め
- 6. ファームウェアの書き込み
- 7. 完成
名前 | 数量 | 備考 | |
---|---|---|---|
1 | PCB | 1 | |
2 | トッププレート | 1 | |
3 | ボトムプレート | 1 | |
4 | ミラープレート | 1 | |
5 | MXソケット | 12 | |
6 | Chocソケット | 12 | |
7 | リセットスイッチ | 1 | 6x3mm タクトスイッチ |
8 | ネジ | 12 | M2 4mm(予備2を含む) ※遊舎工房より購入の際は予備は含まれません |
9 | スペーサ(大) | 3 | M2 7mm ※遊舎工房より購入の際は六角スペーサになります |
10 | スペーサ(小) | 3 | M2 4mm ※遊舎工房より購入の際は六角スペーサになります |
11 | スペーサ(黒) | 2 | M2 6mm ※遊舎工房より購入の際は銀色の丸形スペーサになります |
12 | ゴム足 | 4 | ※遊舎工房より購入の際は形状が異なります |
名前 | 数量 | 備考 | |
---|---|---|---|
1 | キースイッチ | 12 | Cherry MXもしくはKailh Choc |
2 | キーキャップ(1U) | 12 | |
3 | ProMicro | 1 | 遊舎工房より購入可能 ※遊舎工房より購入の際はキットに含まれています |
4 | コンスルー | 2 | 遊舎工房より購入可能 ※遊舎工房より購入の際はキットに含まれています |
- | MicroUSBケーブル | 1 |
- 温調ハンダごて
- HAKKO FX600がオススメです。
- ハンダ
- ニッパー
- 精密ドライバー(プラス)
- 適合ドライバーサイズ #0
- 油性ペン
- 赤と黒をご用意ください。
- PCB、トッププレート、ボトムプレートの側面に塗ると見栄えがよくなります。
アイコン | 説明 |
---|---|
ハンダ付けを必要とします。 | |
ニッパーを必要とします。 | |
ネジ留めを必要とします。 |
PCBにソケットをハンダ付けします。
キットには2種類のソケット、Cherry MX用とKailh Choc用が同梱しています。 使用するキースイッチに合わせてどちらのソケットを使用するか選びます。 もちろん2種類両方のソケットをハンダ付けしても構いません。 今後、異なるキースイッチに交換することがある場合は両方のソケットをハンダ付けしましょう。
PCB裏面の白枠に合わせて12個(24個)のソケットをハンダ付けします。 ソケットはそれぞれ2箇所のハンダ付けが必要です。
!!!注意!!!
PCBからソケットが浮かないように気を付けてください。
PCBからソケットが浮いてしまうとボトムプレートと干渉します。
PCBにリセットスイッチをハンダ付けします。
リセットスイッチの足がボトムプレートに干渉するため、事前に足をニッパーで少し切ります。 PCBに何度か足を差し込みながら切る長さを確認するとよいでしょう。
PCB表面からリセットスイッチを取り付け、PCB裏面からハンダ付けします。 PCBの角に近い側のスルーホールは熱が逃げやすくハンダの乗りが悪いので、十分に熱してからハンダを流し込んでください。
ProMicroとコンスルーをハンダ付けします。
大抵の場合、ProMicroには12連のピンヘッダが2つ付属しています。このピンヘッダを使用しても組み立ては可能ですが、Dozen0の組み立てにはコンスルーの使用を推奨しています。コンスルーを使用するとProMicroをPCBから容易に取り外しできるようになります。万が一、ProMicroが何らかの要因で破損した際に非常に便利です。また、コンスルーはProMicroにのみハンダ付けを行えばいいので組み立ても容易になります。
コンスルーには推奨される取り付け向きがあります。 画像のようにコンスルー側面の四角い穴がProMicroに寄った向きで取り付けます。 さらに、2つのコンスルーの側面の四角い穴は両方同じ向きとなるようにします。
コンスルーの向きをしっかり確認できたらProMicroとコンスルーを24箇所ハンダ付けします。
!!!注意!!!
絶対にPCBとコンスルーをハンダ付けしないでください。
誤ってPCBとコンスルーをハンダ付けすると取り外しは非常に困難です。
トッププレートの上面から前後の向きに気を付けキースイッチを取り付けます。
トッププレートには向きがあります。斜めの斜線が細かく入った面が表です。 裏面に◤◢◤◢◤◢◤◢の記載があるフレームの幅が広いほうが手前となります。 画像のとおりにキースイッチを取り付けてください。
キースイッチを12個取り付け終わったら次にPCBを取り付けます。 キースイッチのピンの折れ曲がりに気を付けてPCBを取り付けます。 キースイッチとPCBが隙間なく固定されていることを確認します。 コンスルーをハンダ付けしたProMicroをPCBに取り付けます。
順にネジを留めていきます。
まずPCBにスペーサ(黒)を2本立てて裏面からネジ留めします。 スペーサ(黒)にミラープレートを被せてネジ留めします。
次に、ボトムプレート裏面にゴム足を貼り付けます。 斜線のある面が裏面です。
そしてスペーサをボトムプレート表面に3本立て、裏面からネジ留めします。 使用するスペーサは使用しているキースイッチの種類に応じて違います。 Cherry MXスイッチの場合はスペーサ(大)、Kailh Chocスイッチの場合はスペーサ(小)を使用します。
最後に、トッププレートとPCBをボトムプレートに合わせ、トッププレート表面からネジ留めします。 Dozen0のハードウェアはこれで完成です。
完成したDozen0のハードウェアにファームウェアを書き込んでマクロパッドとして利用できるようにします。Dozen0はQuantum Mechanical Keyboard Firmware(以下、QMK)に対応しており、自由にキーレイアウトをカスタマイズすることが可能です。
Dozen0はRemapに対応しています。ChromeからRemapにアクセスすることでファームウェアの書き込みとキーレイアウトのカスタマイズを行うことができます。
デフォルトのファームウェアを書き込むには、QMK Toolboxを利用して以下のファームウェアファイル(.hex)をDozen0に取り付けたProMicroに書き込むと動作確認を行うことができます。
- Dozen0 デフォルトファームウェア - dozen0_default.hex
デフォルトのキー配列は以下のとおりです。
QMK Toolboxを用いてファームウェアを書き込む場合、キーレイアウトのカスタマイズにはQMKのビルドが必要となります。QMKのビルドにはQMK Configuratorを用いるかQMKビルド環境を自前で構築する方法があります。
QMK ConfiguratorはPCブラウザ上で動作するQMKのビルド環境です。QMK Configuratorを利用して得られたファームウェアファイル(.hex)は前述のQMK Toolboxを利用することでDozen0に取り付けたProMicroに書き込むことができます。
QMKのビルドと書き込みを行う環境をお使いのコンピュータに構築し、ビルドから書き込みまで一連の作業をまとめて行う方法です。詳しい方法はお使いのコンピュータの環境により大きく異なるため、ご自身でお調べ下さい。
- QMK Toolbox - https://github.com/qmk/qmk_toolbox
- QMK Configurator - https://config.qmk.fm/
- Quantum Mechanical Keyboard Firmware - https://github.com/qmk/qmk_firmware/
- QMK Firmware - https://docs.qmk.fm/
- Install Build Tools - QMK Firmware - https://docs.qmk.fm/#/getting_started_build_tools