前のステップ で、予測モデルをクラウドに発行しました。
ここからは、発行した Web サービスを呼び出してみます。
発行したサービスは REST API に対応しているので、多くの言語や環境から呼び出せます。
ここでは、以下のツールから呼び出してみます。
- Azure Machine Learning Web Services ポータル
- Excel
- Postman
最初に Web サービスの動作確認を兼ねて、Azure Machine Learning Web Services ポータルからリクエストします。
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前のステップ から続けて操作している場合は、Machine Learning Studio の Web Service 画面が表示されているはずです。
[Test preview] をクリックします。
一度 Machine Learning Studio を閉じていた場合などは、Machine Learning Studio の [WEB SERVICES] メニューを選択して、 "Titanic [Predict Exp.]" をクリックすると、上の画面に遷移できます。
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Azure Machine Learning Web Services ポータルが表示されるので、[Test endpoint] を選択します。
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データを用意する 手順でダウンロードした test.csv データを、Excel などで開きます。 テストに使用する任意の行を決めます。(何行目でもかまいません)
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ポータルの Test Endpoint ページで、各パラメーターにテストデータを入力して、[Test Request-Response] をクリックします。
いくつかのデータを試してみて、Web サービスが動作していることを確認します。
Machine Learning Studio の [Web Services] ページでは、クライアントとしてあらかじめ Excel が用意されています。
この Excel から Web サービスを呼び出してみます。
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Machine Learning Studio の Web Service 画面を表示します。 [Excel 2013 or later] をクリックします。
確認画面が出た後で [名前を付けて保存] ダイアログが開くので、PC に保存します。 -
保存した Excel ファイルを開きます。
保護ビューになっている場合は、[編集を有効にする] をクリックします。また、[新しい Office アドイン] ウインドウが表示された場合、Azure Machine Learning の[このアドインを信頼] をクリックします。 [Azure Machine Learning] 作業ウィンドウで、[Titanic [Predict Exp.]] をクリックします。
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[Output] に、予測結果を出力するレンジの左上のセルを指定します。例えば、"H1" のように指定します。続いて、[Predict] ボタンをクリックします。
デフォルトでは "Auto-predict" がチェックされているはずです。もし外れていたらチェックしてから [Predict] をクリックしてください。
入力は 5行である必要はありません。test.csv のデータも利用して挙動を確認してみてください。
Postman は Web API 開発環境です。 Postman から今回の Web サービスを呼び出してみます。
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まだ持っていない場合は、Postman をダウンロード、インストールします。
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Machine Learning Studio の Web Service 画面を開きます。
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"Request Response API Documentation" ページが開きます。このページの情報を参考に、Postman に必要な情報を埋めていきます。(以下、このページを API Document と呼びます)
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Postman に以下の入力をします。
区分 項目 値 リクエスト メソッド POST リクエスト URL API Document ページの Request URI Headers Authorization "Bearer " + Consume ページの Primary Key Header Content-Type application/json Body ("Raw" に切り替えて) API Document ページの Sample Request -
[Send] をクリックします。入力が正しければ応答が返ってきます。
Values の Scored Labels の位置(Values の下から2個目の "1" または "0" の値)が予測した値です。
以上で、このコンテンツはすべて終了です。
機械学習のデータの用意、学習、クラウドへの発行、クライアントからの利用について、実際に操作してみました。
公式の Quickstart など他の資料も参照して、機械学習の理解を深めてください。
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