ATF Simple DOM No Xml Editor Sample_j

Table of Contents 説明 SimpleDomNoXmlEditor が示す ATF の機能 SimpleDomNoXmlEditor の実行 SimpleDomNoXmlEditor の使用法 SimpleDomNoXmlEditor のモジュール このセクションのトピック一覧

説明

SimpleDomNoXmlEditor は、ドキュメントオブジェクトモデル (DOM) の使用法を示すサンプルエディターです。SimpleDomNoXmlEditor は一連のイベントを含むイベントシーケンスファイルである *.SimpleDomTxt を操作します。イベントには、リソース (アニメーションおよびジオメトリ) が含まれます。各イベントシーケンスファイルは ListView コントロールに表示されます。すべてのイベントとリソースが表示されますが、これらは選択して編集することが可能です。また編集するために選択されたアイテムのプロパティも表示されます。エディターは、複数のイベントシーケンスファイルを読み込むことができます。[リソース] エディターは最後に選択されたイベントを追跡して、そのリソースを別の ListView コントロールに表示します。

SimpleDomNoXmlEditor は SimpleDOMEditor サンプルにとてもよく似ていますが、XMLを使用しません。

サンプルのプログラム方法に関する詳細は、Simple DOM No XML Editor Programming Discussion をご覧ください。

SimpleDomNoXmlEditor が示す ATF の機能

• XML スキーマを使用しないカスタムデータモデルを定義する。SimpleDOMEditor と異なり、SimpleDomNoXmlEditor ではアプリケーションデータにも XML を使用しません。
• アダプターを使用して、イベントシーケンスデータモデルを作成するために DOM を装飾する。
• IDocumentClient およびドキュメントフレームワークを使用して複数のドキュメントを管理する。
• IPaletteClient を実装して、UI パーツパレットを作成する。
• ListView と ListViewAdapter を使用して、イベントおよびリソースの編集可能なリストを表示する。
• IListView、IItemView、および IObservableContext インターフェイスを使用して、データをリストに適合させる。
• ContextRegistry を使用して、アクティブな編集コンテキストを追跡し、編集している場所にアプリケーションコンポーネントが常に適用されるようにする。
• IInstancingContext、ISelectionContext、および IHistoryContext のインターフェイスを使用して、データを編集コマンドに適合させる。
• ATF PropertyEditor コンポーネントおよび GridPropertyEditor コンポーネントを使用して、選択した UI 要素のプロパティを編集可能にする。

SimpleDomNoXmlEditor の実行

1. \bin\wws_atf\Release にある SimpleDomNoXmlEditor.exe をダブルクリックします。
2. [SimpleDomNoXmlEditor] ウィンドウが表示されます。

SimpleDomNoXmlEditor には次のペインがあります。

• [パレット] の [Events and Resources]: [Event] (イベント)、[Animation] (アニメーション)、または [Geometry] (ジオメトリ) を選択します。
• [プロパティエディター] : リストコントロール内で、選択したイベントまたはリソースのプロパティを編集します。
• [グリッドプロパティエディター] : グリッドコントロール内で、選択したイベントまたはリソースのプロパティを編集します。
• [リソース]: 選択されたイベントシーケンスファイルのリソースを一覧表示します。
• キャンバス: イベントシーケンスファイルの内容を表示します。

ツールバーおよびメニューバーには、ファイル管理用に保存、イベントシーケンスを作成および開くなど、UI ウィンドウペインのロック/アンロック、編集用に切り取り、コピー、貼り付け、削除、元に戻す/やり直しなどの、標準的な機能が含まれています。編集メニューアイテムには標準的な機能に加え、キーボードショートカットの設定、UI ウィンドウ設定の読み込みまたは保存、基本設定が含まれます。[ウィンドウ] メニューアイテムを使用して、ウィンドウペインを表示したり並べ替えたりできます。[ヘルプ] では、SimpleDomNoXmlEditor に関する情報が提供されます。

SimpleDomNoXmlEditor の使用法

起動する手順を次に示します。

1. イベントシーケンスファイルを作成します。起動時に表示される [無題.SimpleDomText] タブを使用するか、またはツールバーで [ファイル] > [Event Sequence を新規作成] をクリックします。編集キャンバスに空のシーケンスファイルが開かれます。
2. [パレット] から、[Event] を編集キャンバスのイベントシーケンスファイルにドラッグアンドドロップします。
3. 各ペインのタブをクリックして、イベントプロパティを表示し編集します。

リソースを追加する手順を次に示します。

1. リソース (アニメーションまたはジオメトリ) を [リソース] ペインにドラッグアンドドロップします。
2. 各ペインのタブをクリックして、リソースプロパティを表示し編集します。

SimpleDomNoXmlEditor のモジュール

モジュールには次のような機能があります。

• Program.cs: Main プログラムを含みます。このプログラムが、使用されている ATF クラスおよび内部クラスをリストした TypeCatalog を作成します。
• DomTypes.cs: XML スキーマを使用せずに DOM データ型を定義します。
• Editor.cs: IDocumentClient を実装し、ドキュメントフレームワークを使用して、複数ドキュメントを管理し、[ファイル] メニューコマンドを実装し、起動時にドキュメントを自動作成して開きます。
• PaletteClient.cs: IPaletteClient を実装し、IPaletteService を使用して UI パーツパレットを作成します。
• EventListEditor.cs: ListView と ListViewAdapter を使用して、イベントおよびリソースの編集可能なリストを表示します。
• ResourceListEditor.cs: 直近に選択されたイベントのリソースを表示し編集します。イベントとリソースのドラッグドロップおよび右クリックコンテキストメニューを処理します。
• EventSequenceContext.cs および EventContext.cs: IListView、IItemView、および IObservableContext インターフェイスを使用して、データをリストに適合させます。
• EventSequenceContext.cs および EventContext.cs: ATF インターフェイスである IInstancingContext、ISelectionContext、および IHistoryContext を実装し、ATF コマンドコンポーネントを使用して、元に戻す/やり直し、切り取り/貼り付け、および選択のコマンドを取得できるようにデータを適合させます。
• HelpAboutCommand.cs: 標準のヘルプ/バージョン情報ダイアログを実装します。

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